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生のヒントと転機の8章
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2、キャリアシートから「感情」を分析する

 キャリアシートの「事実」分析で、自分の望まない役割を押さえました。そこは、それが得意などなたかにどうぞお任せ下さい。自分がオールマイティになる必要はありません。自分は自分の得意な役割で貢献しましょう。 では、自分の得意な役割って何?

『自分がその像を彫ったのではない。その像が木の中に埋まっていたのだ』と言った木彫り士がいました。
 自分が望む姿―答えは自分の中、あなたの“気持ち”の中にあります(^^)。
 掘り当てるために、自分の気持ちを振り返ってみましょう。
喜楽 何をしている時が充実していたか? (know what)
なぜ、充実していたか? (know why)
その時、どういう役割を果たしたか? (know who)
自ら「求めた役割」
辛苦 何をしている時が辛かったか? 過剰適応、自動思考
哀怒 何が悲しかったか? 何で腹が立ったのか? 転身の本音、代行感情

★キークエスチョン
喜楽 充実感の根っこ(本質)は何か? キャリアアンカー

■「感情」分析のポイント

喜楽

 充実していた時間、あっという間に過ぎ去った時間、楽しかった時間、あるいは大変だったけれど最後に大きな手ごたえと感動をもらった時間‥それらの時間を思い出しましょう。
 そして、
なぜ充実していたのか、その時自分はどんな役割をしていたのかを掘り下げてみましょう。この時の役割は、求められた(押し付けられた)役割ではなく、自ら求めた役割だったのではないでしょうか。
 
充実感は自己実現のキー感情です。自分のキャリアアンカーにつながるヒントが見えてくると思います。


辛苦

 辛かったり、苦しかったりした時間をちょっと思い出してみましょう。
 自分に無理(過剰適応)をしていたのかもしれません。
 あるいは、自分に対する“レッテル貼り”や“自己関連付け”などの「自動思考」の癖があることに気がつくかもしれません。自動思考は、あなたを窮地に追い込む罠ですから、その考えのまま突っ走らないように。
 そのためには、「本当にそうか?」と冷静に自分に問いかけてみてください。


哀怒

 転進を考えている方。なぜ転進したいのでしょう。自分の哀しみや怒りの感情を探ってみて下さい。
 そこに、転進したい本当の理由が隠れています。

 ただ、注意が必要です。
 「泣くな」「男は歯を見せるな(笑うな)」「辛い顔をするな」「男は黙って〜」「男は背中で〜」‥等々、「感情」を押し込める教育を受け続けてきた日本人は、感情表現が苦手です。
 しかし、感情は湧いてくるものです。止めようがありません。
 そこで、表し易い「
代行感情」を利用します。それが、「怒り」です。日本の場合、怒りは他の感情に比べて規制が少ないので、代行感情になり易いのでしょう。泣いても笑っても恥ずかしがっても、怒ったような表情になるのも、そういうところからきているのかもしれませんね。
 
怒りという代行感情の奥にある本当の感情に気づくことが大切です。


【自動思考(automatic thoughts)】

 自動思考とは、誰でも持っている考え方の“癖”です。
 仕事でミスをしたとしましょうその時、次のように考えるのが自動思考の例です。

レッテル張り 「私はダメな人間だ」 事柄の分析に向かうのではなく、自分自身にレッテルを貼る
自己関連付け 「自分に原因がある」 複数の要因分析に向かうのではなく、自分こそが原因であると考える
選択的抽出 「失敗したのは、○○だったせいだ」 複雑な状況の特定の側面に注目して、他を無視する
過度の一般化 「何をやっても失敗しそうだ」 特定の出来事を、自分についての一般的傾向として考える
占い 「どうせこの仕事では成功できない」 将来を否定的に予測し、それを確立された事実のように受け止める
破局視 「この仕事で成功できなければ、私はおしまいだ」 将来を否定的に予測し、それが耐えられない破局のように見なす
読心 「上司や同僚は私を無能だと思っている」 周囲の反応が気になり、それを否定的に予測する
二分割思考 「この仕事は自分に向いていない」 あれかこれか、一か八か、0か100か思考。完ぺき主義

 いずれも、“事実”と冷静に向き合っていませんね。
 いきなり自分自身に向かったり、その延長で将来を悲観したり、周囲が気になったり、しまいには自分から切り離したりしています。

 こういう思考の癖の背景には、「自分が自分のことをどう思っているか」という「自己概念」の問題があります。その自己概念がどのように形成されるのかは、「人生脚本」の項をご参照下さい。

詳細は「子育て心理学 第2部人生脚本編」

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