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生のヒントと転機の8章
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>1.仕事を膨らませる
 >事例1:やるべき仕事を禁止する上司

■「自分の課題」として取り組み始めたA君…

 
巨大になったある組織に、それまでなかった総務人事機能を移植するためにA君が着任しました。
 そこは営業の新人教育に欠かせない重要部門。ところが、過去の研修内容は惨憺たるもの。A君は早速、手をかけず、受け入れ側の負担も軽減し、なおかつ効果の上がる研修計画に取り組みました。

 発想の転換。
 新人をマスで抱え込んでどうしようかと四苦八苦するのではなく、新人自ら動いてもらえばよい。
 チーム分けして分散し、各チームがテーマをもって担当セクションをルポ。最後に、全チームが発表することにより、全容が分かるという仕組み。
 これならいける!
 人数が分散するため、受け入れ側の負担が減るだけではなく深く突っ込んで教えることができるし、新人も発表があるため受身ではなく主体的にチーム行動する。競争心によってプレゼンにも工夫が出ると同時に、全チームが協力して一つのジグソーパズルの絵を完成させるという協働作業でもある。


■上司からの禁止令。さて…

 そういうことを考えている時、上司M課長から
「それはおまえの仕事ではない」 と禁止令がA君に出されました。
「それは、営業を率いてくる教育部隊の仕事であり、こちらは場を貸すだけだ。そういうことに時間を費やすことはまかりならん」
 さらには、そちらに時間を割けないよう「あれやったか、これやったか」と、細かくチェックを入れてくる始末。…作業は水面下で続けられました。

 その教育部隊が挨拶に来た日、打ち合わせの場でA君は、おもむろに計画を提示。
 相手は勿論、乗ってきました。その流れを見ていたM課長は、手のひらを返したように 
「よし。それで行こう!」。

 研修は、これまでにない大成功。
 新人達は充実した刺激的な時を過ごし、発表には世話した部門の管理職が顔を見せるなど絆が伺え、それがその後の連携に大いに効果を発揮。

「地獄に仏」―これが、教育部隊がA君に言ってくれた言葉でした。
 その後、その教育部隊の口利きで、A君は本社のある本部の改革に抜擢されることになります。…

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