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1.日本人は同質である 2.やって見せて言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かじ 3.ビジネスに感情を持ち込んではいけない 4.ジャイアンツは永遠に不滅である |
いかがでしょうか。上記に書かれている事は、まぁ大体そうだなぁと思われたのではないでしょうか。しかし、… |
1. 日本は高度成長を通じて高学歴社会に変化しました。 理屈屋が増えた。自分なりの方法論を持つ人間も増えたということです。 『方法論が違うということは、一人ひとりが異質だ』ということです。 『つまり、顔は同じ日本人だけど、その実異質集団になっている』ということです(『』内、拙著「あきらめの壁をぶち破った人々」>「異質集団の日本企業」より)。 そこを理解せずにマネジメントすると問題が起こります。 2は、基本的に方法論が決まっている場合の教え方だと思います。 その延長上にOJTがあります。 各自が、場合によっては以前よりも優れた方法論をもつ今の時代、問われているのは方法ではなく目的です。「なぜ」それをするのか、というアカウンタビリティが問われているわけです。 OJTが必要な部分もありますが、最も必要なのは、「なぜ」を考えさせる「OJE」です。 3は、半ば常識のように言われたことが私もあります。 が、私は組織改革を行った際、感情を大事にすることで抵抗勢力が大支援勢力に変わり、敵対していた組織同士が手を結びました(組織にも“組織感情”があります)。 これは、人の行動のメカニズムを知っていれば分かることです。 4.「ジャイアンツは永遠に不滅」であってほしいものです。 が、「山一」や「拓銀」は、会社が永遠に不滅ではないことを教えてくれました。 しかし、それまでは誰も潰れるなんて思ってもいませんでした。 そして、潰れないという前提に立つことで「本末転倒の罠」と「共依存の罠」に陥り、結果、潰れることになってしまったわけです。 |