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・人生を自分の手に取り戻す ・決断への第一歩 ・発達課題に備える |
「ライフ2デイ」とは、「Life to
day」一生を一日に置きなおしてみましょう、という意味の勝手な造語です(^^;)。 子供の頃は永遠に感じた時間も、年を重ねるにつれ短く感じてきます。春夏秋冬の循環が身体に刻まれ、過去の経験に照らして時間感覚を測れるようになってくるからでしょうか。 40歳という折り返し地点に来ますと、あと半分か、というその長さが推し量れます。長いと感じますか、短いと感じますか? 人生が有限であり、「何事かを成すには余りにも短い」ということが分かれば、生き方も変わってくるのではないでしょうか。 |
1日の計画は立てられるでしょう。 人生を起床から就寝にたとえてプロットすることにより、手に余るように思える時間を、自分の扱える長さに置き換えることができ、それが人生を自分の手に取り戻すきっかけになります。 また、あまりにも短い有限を認識することにより、「今」の貴重さを感じることができます。 誰しも1日しか生きられないとすれば、その瞬間瞬間を真剣に考えながら生きるでしょう。 1日をどう使おうと、それは貴方次第なのです。 新聞で読んだのですが、ある科学者が地球年齢を1日に置き換えていました。 確か現在はまだ朝だったと思います。それが10時からお昼頃の間に太陽の膨張によって干上がり…まぁ、あとは飲み込まれていく経過をたどるわけです。 だからこそ、「今」が大事。「環境」が大事。 その科学者はそういうメッセージを発していました。 |
時間(期限)を認識する事の最大の効果は、“決断する”という行為に結びつく事です。 期限を意識しない、もしくはしなくてよい仕事は、結局なされません(そういう仕事があればの話ですが)。「いつでもいい」という事は、いつまでたってもなされないのです。 期限をつけないと、人間流されるままにずるずると時を重ねる…その重ねてしまった時間が、取りも直さずあなたの人生となります。 また、 決意しない限り事は動きはじめません。 しかし、決意した瞬間に不思議な事にいろいろな事が動きはじめます。 その トリガーをひくのは、貴方自身です。 ユングは、40歳を「人生の正午」と言いました。 もう午前中が終わったのです。 そう思うと、まだ陽がある間の午後にやるべきことは、たくさん残っていると思いませんか。 それを午後の時間にどのように割り振りますか。 |
自分がすごす1日の時間の中には、家族との関わりがある筈です。 それぞれの家族メンバーが、あなたと同じように課題を抱えて生きています。 成長に伴ってクリアしなければいけない課題(発達課題)がつきつけられ、その矢面にあなたが立たされる時もあるでしょう。 その家族の人生も、自分の時間軸に沿って記入していくと、いつどのような心構えをしておかなくてはならないかが分かってきます。 両親や妻子がどういう時期を迎えるかの予測を立てる。これは、リスクマネジメントです。 同時に、家族の中での自分の存在の重み、そして自己責任を振り返るきっかけとなるはずです。 特に、自分と会社の関係のみで転職等を考えている人にとっては、自分の考え方の呪縛から解き放つきっかけになります。 最後に、公私の「私」の部分。 たとえば、子供や地域を育成することは、将来の日本に責任を持つ事。 そういう視点が生まれれば、より広い視野から新たな道が選択できるのではないでしょうか。 |