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生のヒントと転機の8章
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3次元的成長の構造

(立体的に考えてみよう)
 誰にでも嫌なこと、大変だと思うようなこと、リスキーなこと、チャレンジングなこと、避けたいこと、面倒くさいこと、直面化したくないこと…あると思います。
 その時に、どう対応するかでその後の人生が大きく変わってきます。 さて…
 向かって左をAさん。
 右をBさんとしましょうか。
 ある時、難題が立ち現れました。

 さて、Aさん。
 こりゃ面倒くさそうだなぁ、と頭をかいています。そして、ありゃりゃ。とりあえず回避してしまいました。

 一方のBさん。果敢に正面からぶつかり、見事そのハードルをクリアしました。
 またしばらくすると、Aさんの前に違う問題が出てきました。形は違えど、本質的には同じようです。
 以前“とりあえず回避”で場をつくろってきたAさん。今回も逃げを打つことにしました。

 Bさん。本人も知らぬ間に、新たな人生のステージの上を歩いています。
 すると、また難題が。しかも、前よりもバージョンアップした難題です。
 しかし、Bさん、見事に乗り越えました。

 以前、乗り越えた経験を思い出し、それを生かしたわけです。
 そう、一度乗り越え方が分かると、大きな課題も乗り越えられるようになるわけです。
 経験を積んだBさんは自信を深めつつ、いつの間にか第3ステージまで来ています。

 ある日、Aさんの愚痴話を聞くことがありました。Aさんは途方にくれていますが、経験してきたBさんから見ると、Aさんの抱える問題点や解決法が良く見えます。

 わずかな間に、同じ同僚であったAさんとBさんの間には、大きな差が開いてしまいました。

 私が4年に渡る組織改革を成し遂げることができたのは、入社時以降、小さな改革を積み上げてきたからです。
 仕事の改革→課内の改革→その2つを異なる職種で改革→異業種でその2つを改革→組織横断的改革 …

 という具合に、改革の深刻さも範囲も拡大していきました。
 頭で考えると大変ですが、身体が乗り越え方を知っていますので、乗り越えることができたわけです。

 最初からうまく行くわけではありません。
 試行錯誤しながら、とにもかくにも取り組んでみることが大事だと思います。

 風邪をひいた時の乗り越え方も、大変な上司の乗り越え方も同じです。



 その課題は、あなたに乗り越える力ができた時に、乗り越えるべきタイミングでやってきます。
 次のステージに自分が進化するための成長課題(発達課題)なのです。
 それをクリアしない限り次に進む事はできませんから、クリアするまでは繰り返し同じような課題が目の前に立ち現れます。



 気付かないでやり過ごす事はできません。
 なぜなら、気付かせるために現れる事象がだんだんと強烈になっていくからです。

 人生、逃げおおせることは出来ません。
 腹を決めるしかありませんね(^^;)。

 同じようなことを 浅見帆帆子さんが 「あなたは絶対!運がいい」 の中で言われています。
 最近、こういうことが直感的に分かっている人が増えているように思います。特に女性。
 私もそういう方との出逢いが多く、世の中変わりつつあるなぁ、と実感しております。 

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