|
<職場構成> 部長、女性課長(新任)、一般社員男性2名、女性1名。
女性社員(Aさん)は娘一人いる3人家族で会社勤務を続けているキャリアウーマン。Aさんから見た課長のMさんは、信頼できるバリバリのキャリアウーマン。ストーリーは、このMさんとAさんを軸に展開します。
@ 課長が、「この企画書目を通してくれるかな。あなたの意見を聞きたいの」 Aさんが、2時間後に意見をまとめて持って行くと、
「あ、あれ。もういいわ。時間がかかりすぎね。もっと早く出してくれないとダメよ。あ〜忙しい。仕事が山積みだわ」
A
課長が、「この書類コピー20部とって会議室に持ってきてくれる」 持って行くと、
「遅いわよ。コピーとるだけでどれだけ時間かかっているのよ!私が口頭ですませたわよ。次からちゃんとやってちょうだいね」
B
夫に話しをすると、 「そんな上司いくらでもいるよ。そんな奴にはハイハイって言っておけばいいんだよ」
C
課長が、「大事なお客様との会議があるんだけど、何かおいしいお菓子買ってきてもらえる? あなたのセンスに任せるわ。よろしくね」
会議終了後、部長が会議の首尾を聞きに来る。課長が、あまりうまくいかなかったんです、報告しつつ
「Aさんのお菓子にはやられたわ。あれだけ会議に合わないもの買ってくるんだもの」 「え、なにかいけませんでしたか?」
「口の中がパッサパッサで話しづらいのよ。次はもっとセンスの良いお菓子買ってきてね」
D
課長が気前よく部下におごってくれる飲み会の席上で、課長が、 「Aさん全然進んでいないよ」 「すみません、あんまり強くないもので」
「なんなのよ、もう〜。仕事も遅いしお酒も飲めないなんて、何が楽しいの〜」
E
たまたま部長と2人になったとき、何気なく課長とのことを話す。
「ふ〜ん、なるほどねぇ。私から見ている限りそんなことは感じないけどねぇ…。まぁ、それとなく話してみるよ」
F
数日後、Aさんが休憩ついでに皆にお茶を入れようとすると課長だけが無視。一言「後で会議しつ来てくれる?」
G
「部長に言われて驚いたけど、あなたにパワハラしようだなんてちっとも思ってなかったの。でも、次の人事があるまでは異動できないと思うから、それまでは我慢してね。それに、このことが原因でキャリアに傷がつくのもイヤだし、お互いのためだから、あなたとは会話しないことに決めたから。」
H
そして、仕事を干されて一人だけ浮いたAさんは他の社員とも話しづらくなり、心身ともに蝕まれていき、うつになって退職することになりました。
|
|