Facilitator | 促進者、後援者、援助者。触媒。 |
「聴く」能力 | ▼メンバーが気持ちを開かなければ何事も始まらない。 ▼気持ちを開いてもらうためには、信頼を得なければならない。 ▼信頼は、自分の事を受け止めてくれるかどうか、という相手の判断で決まる。 ▼その受け止めるものは、相手の“気持ち”である。 ■即ち、信頼を得るためには、気持ちを「聴く」スキルを持ち、「聴く」姿勢が伝わる必要がある。 ●全ての基本は、カウンセラーと同じ=「受容」「共感」「自己一致」 |
@参加者と共にあること | 高所から指導するのではなく、参加者の気持ちを受け止めて行動すること |
Aプロセスと共にあること | 状況への感受性を持ち、状況に存在する必要性に柔軟に対応できること |
B半歩後を行くこと | 教えたい衝動に負けないこと、自力で解決する前に介入しないこと |
C失敗を恐れないこと | 共に学ぶ姿勢があれば失敗による権威喪失もなく、むしろ共に失敗を認め、そのプロセスを解決しようとしていく中で信頼関係も強化される。 |
D必要な時に対決できること | 直面化すべき課題が出てきた時に、責任を持って姿勢を見せること。 依存関係になってはいけない。 |
役 割 | ポイント |
研修全体の運営・管理の責任者 | 全体のねらいを絶えずおさえて、流れ・セッションの組合わせ・位置づけ・その意味・理論を理解し、舵をとる。研修を評価し、次回の展望へとつなげる。 |
Gプロセスの観察者 | グル−プの課題達成に対して、グル−プの機能を阻害しているものは何か、促進しているものは何かを冷静に観察し、メンバ−の相互援助関係や、個々人の感情や気持ちの流れまでを含めて、グル−プの動きをよく把握すること。 |
Gプロセスの援助者 | あくまでメンバ−の主体性を尊重しながらも、観察を通して援助すべきだと判断したことは、率直に行動に移すべきである。
その行動とは、観察したデ−タをメンバ−にフィ−ドバックすることであり、阻害要因や促進要因の指摘、明確化、勇気づけとなる。 |
スケジュ−ル管理者 | スケジュ−ルは研修の命である。 一方、状況に応じて柔軟に変更していくことも必要である。 |
インストラクタ− | “今、ここ”にあるデ−タを具体的に拾って理論との統合をはかり、気づきをもたらすよう啓蒙していくこと。 |