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1、なぜ、会社は(問題があるのに)問題がないと言うのか?

 よくマスコミ報道で企業幹部による「問題はない」発言を見かけることがあるが、それは、その企業はその問題に対応するつもりがない、もしくは対応力がないことを表明しているにすぎない。

 その公表自体が組織の自浄能力のなさを露呈してもいるわけだが、言っている方は言うことで精一杯で、外からどのように見られているか気づかない場合もある。

 いずれにせよ実際は、問題の所在が分かっていることの方が多いのだ。
 本当の問題は、その問題を問題として認知せず放っておくことにある。



 では、なぜ放っておくのか。
 問題があると認めれば対応しなければならなくなるからである。

 対応するためには、担当者もしくは担当セクションを置かなければならない。
 つまり、対策のための体制作りおよびコストがかかるのだ。

 そのため、それができないうちは、外からいかに見えようとも、公式にはけっして問題の所在を認めようとはしないのである。

*では、どうやって問題を認知させる?→3へ

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