2、社員は、何を見て会社の本気度を探っているのか? |
問題対応部署を設置した場合でも、それがどういう形で設置され、誰がその問題を担当するのかを見て、 社員は会社の本気度を測っている。 たとえば、セクハラやメンタルヘルスの問題対応部署を人事部に置き、人事担当者が兼務したとすれば利用する社員がいるだろうか。内部の問題を解決するための機能なのだが、しょせん外向けのアピールでしかないことが分かり、ますます社員の士気は下がることになろう。 また、仮に独立した専門部署を設置したとしても、担当者の能力不足により利用が伸びない、 もしくは問題が捨て置かれることも多い。 問題解決のためのプロジェクトも同様、その事務局担当者の人選しだいでは、 「あぁ、このプロジェクトは形だけだな」と"あらかじめ見放されたプロジェクト"も出てくる。 しかし、そのプロジェクトがスタートすれば否応なしにヒト・モノ・カネはつぎ込まれるわけであり、予定調和的な失敗に向かってそれらの資本が投下されることになることを思うと実にもったいない話しである。 結局、最終的には、"誰が"その問題を担当するか、に尽きるのだ。 |
*しかし実際は、「とりあえず人事」や、「腰掛人事」、「八方計らい人事」、「履歴書人事」などが行われる上、間隙をついて成果を上げたい人間が「押しかけ立候補」するなどして、真っ当な人選が行われる事は殆どありません。 小説においても、それらが入り乱れ、大変な紆余曲折、そしてバトルがありました。 このままではプロジェクトがスタートして3ヶ月で座礁することは不可避!!! その万事休すとも見える状況 ― そこを、一体どう打開したのか!? そのドラマは、読んでのお楽しみ… “使える”ノウハウです! 皆さんも現状を打開してください!! |