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9、日本では経営者が育たないと言われるわけ

 日本企業で経営者が育たないというのは当たり前だ、と島津は思った。
 管理職が評価を気にして、お上の言うことを唯々諾々と受けてしまうからである。

 たとえば、AとBの二つの仕事を押し付けられた時に、いずれかの責任をまっとうできないのであれば、矜持を持って突き返さなければならない。
 すると、今度は経営側が判断を迫られることになる。

 AとBが本当に両立しないかの検討から始まり、
 AとBの優先順位はどちらが本当に高いのか、
 A(またはB)は今やらなければならないか、
 さらには本当にやらなければならない仕事か、
 そこまで本質に迫って検討することになる。

 最後には、"今この時点で"経営判断をしなければならなくなるのだ。



〈『管理職だから我侭を言うな』って? 馬鹿を言っちゃあいけない。
 そういうことをいつまでも言って個人に甘えているから、経営が鍛えられないんだ。
 管理職は会社の奴隷になっちゃあダメだ。
 それは、会社を弱めることになるからだ。

 言うべき言葉は、『管理職だからこそ、無責任に引き受けるな!』だ。

*経営者を育成するために、経営判断をする訓練となる材料は、実は会社の日常の中にどこにでも転がっているのです。
 会社は仲良しクラブではありません。
 安易にもたれあうのはやめて、経営層と管理職は自分の成長と会社発展のためのバトルをしましょう!
 

 と、ここまでは威勢よく書かれてある本もあるでしょう。
とはいえ、本部長と部長、部長と課長の間などで、そうそう“バトル”できるものではありませんよね(^^;)。

 では、
島津はどのように”バトル”したのか?

 そのやり方は小説で! きっと、
あなたの救いになると思います!!

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