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19、組織を立て直すときの要諦

 マイナス情報も率直に公表すること。
 それが組織建て直しの時の要諦である。

 公表されることで人は逆に希望を持つ。
 なぜなら、公表するという行為によい方向へ向かうという意志と決意、そして見通しを感じるからだ。

 何より弱みが分かって対策を打つことができる。



 逆に隠そうとすればするほど不安感が増大する。
 問題点が見えないから手の打ちようがないばかりか、対策へと向かうべきエネルギーが隠し事の追及などあらぬ方向へ向かうので、 ますます組織は混乱の深みにはまっていく。

 だから、隠し続けている間は組織は沈み続けると言ってよい。
 下手をすればそのまま水圧に耐え切れずに瓦解する。

 公表した時が底を打った時である。
 あとは、底を蹴って水面に向かえばよい。

*「危機感」は「対策」に向かいますが、「不安感」は「疑心暗鬼」に向かいます。
 
エネルギーの向け方が全く異なるわけです。
 疑心暗鬼の行動は、会社の崩壊の背を押すだけです。

 では、「不安感」を「危機感」に変えるにはどうすればよいか?
 それが、情報開示です。

 しかし、そこには常にマイナス情報を阻止しようという動きがあります。
その理由は次のページ。

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