anatano@jiritusien.com
ABOUT
TOPに戻る


著作
著作に学ぶ
22、異なる時代背景を生きるとマネジメント手法も正反対になる

だけど、会社が永遠だとも思っていない。山一を見たからね。

 柳田さんにこう聞かれたことがある。
『同じ時間、同じ賃金をもらうとサボる奴が出てくるだろう。そういうのをどうしたらいいかねぇ』。

 すぐに答えたよ。
『同じ時間、同じ賃金で仕事をくれない会社には誰も残りませんよ。市場価値がつきませんから。
サボる人間がいたとしても自然淘汰されていきますから、そこのマネジメントにエネルギーをかける必要はありません』とね。

 彼は、会社が永遠に存在するという前提から発想している。
 ここが我々とは決定的に違うところだ。
 これだけ土俵が異なると、マネジメント手法はおよそ正反対になる」

「確かに違いますねぇ。島津さんは人をどう活かすか、を徹底されてますが、他の管理職の方はみな、人をどう使うか、ですよ」
 池上が、自分の経験から断言した。

*エンクロージャー(囲い込み)の時代のマネジメントは、囲い込んだ人間をどう働かせるかでした。
 人材流動化時代のマネジメントは、以下に働き甲斐を与えることによって繋ぎ止めるかに変わります。

 しかし、10数年にわたって人事評価をやってきましたが、会社の中でもなかなか変わりえない部門の一つが人事部門です。人事部門の方は、こちらもご参照下さい。

【ページトップに戻る】



戻る 続きへ